【育児の悩み】3歳娘と小学校高学年の息子の兄妹ケンカ奮闘記|毎日が小さな戦争

育児日記

「兄妹ケンカ」に悩む家庭は多いだろう。我が家にも、小学校高学年の息子と3歳の娘がいるが、仲良く遊んでいる時間は長く続かない。すぐに言い争いや泣き声が響き、リビングは一瞬で戦場と化す。原因は些細なことばかりだが、当事者にとっては一大事だ。今回は、父親として日々向き合っている兄妹ケンカと高学年の子育てのリアルな育児の悩みを記録する。


はじめに:今日も勃発、兄妹ケンカ

我が家の朝は、目覚まし時計より先に兄妹ケンカの声で始まることが多い。「やめろ!」「きゃー!」という叫びが響き渡り、あっという間に空気がピリッと張り詰める。まだ寝ぼけ眼の私も、一気に覚醒だ。
原因は大抵、他愛もないことだ。テレビのチャンネル権、おやつの配分、椅子の座る位置。そんな些細なことで、なぜここまで全力でぶつかれるのか不思議である。しかし、当事者たちは至って真剣だ。これは、彼らにとって「家族内の小さな戦争」なのである。


高学年の兄の気持ち:「いつも妹ばっかり!」

息子は小学校高学年。学校では友達との関わりやルールを学び、我慢や譲り合いも覚えてきている。だが家の中では、なぜかそのスキルが発揮されない。
理由は単純だ。妹に対しては「なんで僕が我慢しなきゃいけないんだ」という思いが強く働くからだ。特に、妹が泣けば親はまず妹を抱き上げる。そのたびに「やっぱり妹ばっかり」と不満を募らせる。
高学年という年齢は、親から見れば「しっかりしてほしい時期」だが、本人にとってはまだまだ子どもであり、感情をぶつけたい時期でもある。このギャップこそが、兄妹ケンカの火種の一つだと感じている。


妹の本能:「3歳だから仕方ない」

一方の3歳娘は、理屈より感情と本能で動く年齢だ。自分の欲しいものは全力で取りに行き、気が済むまで遊ぶ。兄が大事にしているおもちゃや本にもためらいなく手を伸ばす。
もちろん「これはお兄ちゃんのだからダメ」と伝えることもあるが、理解はしても感情が勝つ。「今欲しい」という気持ちの前では、言葉はあまり効果を持たない。
兄からすれば挑発行為に見えるが、実際はただ純粋に遊びたいだけなのだ。とはいえ、その純粋さが兄妹ケンカを引き起こすのだから、親としては複雑である。


ケンカの定番パターン

ケンカの原因にはパターンがある。一番多いのは「ソファでどちらが寝転がるか」だ。本来なら座ればいい話だが、二人にとっては「寝転がる権利」が重要らしい。
ある日、私が筋トレをしていると、突然「どけ!」と兄の声。見ると、妹が兄の足元に滑り込んで寝転がっている。兄は「そこは俺の場所!」と叫び、妹は「いやだ!」と泣き叫ぶ。結局、私が間に入って二人を引き剥がす羽目になり、筋トレが中途半端に終了せざるを得ない。
他にも、兄が妹のおもちゃを勝手に使ったとか、妹が兄の文具を持ち出したとか。どれも小さなことだが、そこに「意地」と「感情」が絡むと、瞬時に爆発する。
毎日のようにケンカし、仲裁のため自分もやりたいことを中断し、何も進まないことも、父親こと自分もまたイライラするという悪循環。

マジでこいつら何なんだ!


仲良くしてほしいのに、近づけば火花

私としては、兄妹には仲良く遊んでほしい。だから一緒に遊ぶよう促すのだが、近づいた瞬間に衝突が起きることも多い。
これはまるで磁石の同極同士が反発するようなもので、距離が近すぎると反発力が強まる。結果、「仲良くさせよう」とする親の試みが、逆に火種を増やすこともあるのだ。


親の対処法:引き離してクールダウン

私がとる最もシンプルな方法は、物理的に引き離すことだ。兄は自室、妹は別室やリビングの端へ。それぞれが落ち着くまで、しばらく放っておく。
この方法は即効性があるが、効果は長く続かない。10分後には再び「さっきの続き!」と言わんばかりに再戦が始まることもある。
理想を言えば、感情的になる前に話し合いで解決できるようになってほしいが、現時点ではまだ難しいのが現実だ。


本音:「正直、最近ちょっと面倒くさい」

正直なところ、毎日のように同じようなケンカを仲裁するのは疲れる。高学年の息子には「もう少し大人になってくれ」と思う反面、感情を爆発させる姿を見ると「あぁ、まだ子どもなんだ」と感じる。
判断も難しい。「妹が悪いけど泣き出したから兄を注意する」「兄が悪いけど状況を作ったのは妹」というケースが多く、白黒つけにくい。
そんなとき、ふと「もう好きにさせておこうかな」という誘惑がよぎるが、それをしてしまえば収拾がつかなくなるのは目に見えている。だから、今日も仲裁役を続けるしかない。


いつかは笑い話になると信じて

兄妹ケンカが全くなくなる日は来るのか。それはわからない。だが、私自身も子どもの頃は弟や妹とよくケンカをしていた。そして今ではそれらが笑い話になっている。
きっと数年後、この騒がしい日々も「あの頃は大変だったな」と懐かしく語れるだろう。だからこそ、今は騒音に包まれた毎日を受け入れるしかない。育児の悩みは尽きないが、これも家族の物語の一部である

仲良くしてたら天使

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