スマホ新法でiPhone 17の便利さはどう変わる?もっふの心配と期待

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こんにちは。
もうすぐ発表されると噂のiPhone 17を買おうかどうか、正直かなり迷っている。最新モデルにワクワクする気持ちはあるが、どうしても頭に引っかかっているのが**「スマホ新法」**の存在だ。

このスマホ新法、正式には「スマートフォンにおいて利用される特定ソフトウェアに係る競争の促進に関する法律」という名前で、2025年12月に施行予定とされている。要するに「iPhoneやAndroidのような巨大プラットフォームが自社サービスを独占しないように、もっと競争できる環境を作りましょう」という法律だ。聞こえは良いが、実際ユーザーにとっては「便利な機能が削られるのでは?」という不安も少なくない。今回はその辺を整理しつつ、iPhone 17購入にどう影響しそうかを考えてみた。


外部ストア解禁 – 安全性が揺らぐ?

まず大きなポイントは、App Store以外からアプリを入れられるようになるということだ。これまでは「iPhoneはApp Store経由だから安心」という信頼があった。Appleがきちんと審査して、ウイルスや怪しいアプリを排除してくれていたからだ。

ところがスマホ新法の施行で、外部アプリストアが解禁される見込みである。これによって、Androidと同じように「どんなアプリでも入れられる自由」が広がる半面、怪しいアプリや詐欺的な課金アプリが入り込むリスクも確実に増える。子どもにiPhoneを持たせている家庭では、ペアレンタルコントロールをすり抜けられてしまう可能性もある。

「自由と安全はトレードオフ」なのだ。App Storeに守られていた安心感は、残念ながら少し薄れてしまうかもしれない。


デフォルトアプリの選択自由化 – 便利?それとも混乱?

次に懸念しているのが、SafariやApple純正アプリの立場が揺らぐことである。これまでiPhoneは「リンクを開けばSafari」「地図を開けばApple Maps」という具合に、シンプルで直感的に使えた。

ところが新法によって、デフォルトブラウザやメールアプリを自由に選べるようになる見込みだ。ChromeやFirefoxを本当の意味で既定にできるのは確かに便利である。しかし一方で、設定画面が複雑になり、「自分はいまどのアプリで開いているのか分からない」という混乱も増えそうだ。

便利さが増える反面、「iPhoneは誰でも直感的に使える」というシンプルさが損なわれるのではないか。これは長年iPhoneを愛用してきた自分にとって、大きな懸念点だ。


Apple Payと決済 – 統一感が崩れる?

iPhoneの便利機能といえばApple Payだ。WalletにカードやSuicaを入れておけば、指一本で支払いができる。これが外部サービスにも解放されることで、他社の決済アプリもNFCを使えるようになるらしい。

選択肢が増えるのは歓迎だが、実際には「どのアプリを使えば良いのか分からない」「店頭でアプリを切り替えなければならない」などの不便さが生まれるリスクがある。Apple Payの一貫性と分かりやすさが失われれば、逆にストレスを感じるユーザーも出てくるだろう。

セキュリティ面でもApple Payは極めて強固な仕組みを誇ってきた。それを他社が本当に同じ水準で実装できるのか?正直疑問である。


新機能が削られる懸念 – EUでの「前例」

そして一番の不安は、iPhoneの最新機能が日本では使えなくなるかもしれないという点だ。実際、EUでは既に「iPhoneミラーリング」や「一部のSharePlay機能」が使えなくなっている。これは法律の要請で外部への開放を迫られるくらいなら、Appleが「じゃあその機能自体を出さない」と判断した結果である。

もし日本でも同じことが起きれば、「Apple Intelligence」などの最新AI機能や、MacやiPadとの新しい連携機能が日本だけ使えない……という最悪のシナリオもあり得る。新しいiPhoneを買っても、肝心の便利機能が制限されてしまうのではないか。これが今、一番心配していることだ。


もっふの結論

スマホ新法は「競争を促す」「ユーザーに選択肢を与える」という目的を掲げている。確かにその理念は悪くない。しかし、iPhoneが持っていた安全性・シンプルさ・一体感が失われるかもしれない、という不安は拭えない。

iPhone 17を買うかどうか……。スペック的には間違いなく魅力的だと思う。USB-C対応でアクセサリーも揃いやすくなるし、カメラやAI機能も進化するだろう。でも、自分が大切にしてきた「安心して便利に使える」というiPhoneの本質が揺らぐなら、買い替えに二の足を踏んでしまう。

もっふとしては、スマホ新法の運用がどう落ち着くのかをもう少し見極めたい気持ちだ。ユーザーが損をする形にならず、安心してiPhoneを楽しめる未来を願うばかりである。

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