もっふ流 楽天経済圏の始め方ガイド【徹底解説】

ライフハック

はじめに

楽天経済圏とは、楽天グループが提供する多様なサービスを組み合わせ、生活の支出をすべて楽天を経由して行い、ポイントを効率的に貯めて活用するライフスタイルである。
楽天市場での買い物だけでなく、クレジットカード決済、通信費、旅行、書籍購入、投資、税金の支払いまでも楽天サービスに集約することで、**実質的な節約効果とポイントによる“第2の収入”**を同時に得られるのが魅力だ。

筆者(もっふ)は楽天経済圏に本格参入して数年。これまでに累計十数万ポイントを獲得し、生活費の補填から資産運用まで幅広く活用している。本記事では、これから楽天経済圏を始めたい人や導入途中の人に向けて、**「何から始めるべきか」「どう活用すべきか」**を、表・事例・注意点も交えて徹底的に解説する。


1. 楽天ポイントの基本とSPU(スーパーポイントアッププログラム)の仕組み

楽天経済圏の心臓部は「楽天ポイント」だ。
楽天ポイントには2種類ある。

種別有効期限延長可否主な使い道投資利用
通常ポイント最後の獲得日から1年楽天市場・楽天証券など幅広く可能
期間限定ポイント1〜3ヶ月程度不可楽天市場・楽天ペイ・コンビニ等不可

SPUの全体像

SPUとは、特定の楽天サービスを利用することで楽天市場のポイント倍率が上がる制度である。

サービス条件還元倍率(楽天市場)備考
楽天カード楽天市場でカード決済+2倍基本1%と合わせ3%
楽天銀行+楽天カード引落口座を楽天銀行に設定+0.3倍給与受取でさらに+0.2倍
楽天証券月合計30,000円以上の投資信託(または米国株・円貨決済)を購入し、1ポイント以上を利用+0.5倍投信と米国株の両方を条件達成すればさらに+0.5倍
通常ポイントのみ
楽天ひかり契約+2倍永年毎月1000ポイント還元キャンペーンあり
楽天モバイル契約+4倍家族割でさらにお得
楽天トラベル月5,000円以上予約&利用+1倍宿泊・ツアー
楽天ブックス1注文3,000円以上+0.5倍月上限500pt
楽天Kobo1注文3,000円以上+0.5倍月上限500pt

他にも… 楽天モバイルでキャリア決済+2倍、楽天でんき+0.5倍、楽天ビューティ+0.5倍 等々

実践ポイント:全部を達成する必要はない。まずは達成しやすい上位4つ(カード・銀行・ひかり・モバイル)から始めると効率が良い。


2. ステップ① 楽天カードを軸にする

楽天経済圏の入り口は楽天カードの発行だ。
年会費無料で高還元を実現できるのはもちろん、SPU+2倍の恩恵が大きい。

ちなみにもっふはゴールドカードを所持している。
クレジットの利用枠が200万に増える。(通常だと100万だが、少々心もとない)
またポイント還元率も上がるし、自分は車に乗るのでETCカードの年会費も無料になるのがメリットだ。正直プレミアムカード以上のメリットは個人的には少ないのでゴールドで十分と感じている。

カードの種類と特徴

種類年会費主な特典向いている人
通常カード無料SPU+2倍
クレカ枠100万
初心者・ライトユーザー
ゴールドカード2,200円国内空港ラウンジ年2回無料
SPU+3倍
海外旅行保険のみ
ETC無料
クレカ枠200万
そこそこ楽天経済圏に入ってる方
※もっふはコレ
プレミアムカード11,000円プライオリティパス、還元率優遇
SPU+3倍
国内外の旅行保険充実
ETC無料
クレカ枠300万
年間55万円以上楽天市場で買い物する人
楽天経済圏にどっぷり入ってる方

利用のコツ

  • 可能な限り支払いを楽天カードに集約。
  • 公共料金や税金は還元率0.2%になる場合があるため、他カードと使い分け。
  • 引落口座は楽天銀行に設定し、SPU+0.5倍を確保。

3. ステップ② 楽天市場での買い物術

楽天市場での買い方次第で、還元率は大きく変わる。

還元率アップの代表例

キャンペーン内容還元倍率
お買い物マラソン複数ショップで買い回り最大+9倍
5と0のつく日楽天カード決済で+1倍
スーパーセール年4回開催、マラソン同様最大+9倍

コツ:欲しい物を日常的にリスト化し、セール開始日にまとめ買い。急ぎの物はAmazon等と比較。

他にも、楽天イーグルスが勝利した日は+2倍、39(サンキュー)ショップで購入すると+2倍等がある。

シミュレーション

SPUサービス構成

サービス名還元率内容
楽天カード+2.0倍年会費無料
楽天銀行+楽天カード+0.5倍口座維持費無料
楽天ひかり+2.0倍契約
毎月1000ポイント還元
楽天モバイル+4.0倍契約(Rakuten最強プラン
楽天ブックス+0.5倍3000円以上の書籍購入
SPU合計9.0倍

現実的キャンペーン構成

キャンペーン名還元率開催頻度備考
お買い物マラソン+9.0倍月1回複数ショップでの買い回り
5と0のつく日+1.0倍月6回楽天カード決済
ポイント2倍デー+1.0倍月1-2回不定期開催
キャンペーン合計+11.0倍
総合還元率:20.0倍

1万円商品購入結果比較

シナリオ名還元率獲得ポイント実質支払額実質割引率
現実的キャンペーン併用20.0倍2,000ポイント8,000円20.0%

4. ステップ③ ポイントの運用と消化

通常ポイントの使い方

  • 楽天証券で投資(NISA枠もアリ)。
  • ポイント運用
    • アクティブコースもおすすめ。稼いだポイントが増えます。
  • 高額商品の購入に充当。

アクティブコース

項目内容
積立額毎月 2,000 ポイント × 12ヶ月 = 24,000 ポイント
過去実績リターンアクティブコース:+2.2%(1年間)
予想結果(例)約 24,528ポイント(+528ポイント)
注意点日々の変動あり・元本割れのリスクも
おすすめ戦略長期積立

10年後の変動シナリオ別試算

年利10年後合計ポイント増加分(元本240,000P比)
+1%約 253,000P+13,000P(+5.4%)
+2.2%約 268,000P+28,000P(+11.7%)
+5%約 311,000P+71,000P(+29.6%)
0%240,000P(元本)0P
-1%約 228,000P-12,000P(−5.0%)

期間限定ポイントの使い方

  • 楽天ペイで日用品やコンビニ支払いに利用。
  • 飲食チェーン(マクドナルド・くら寿司など)で消化。
  • 有効期限をアプリで管理。

5. ステップ④ 楽天証券+NISAで資産運用(可能なら)

  • 月合計30,000円以上の投資信託(または米国株・円貨決済)を購入し、1ポイント以上を利用することで、楽天市場でのSPUが+0.5倍。投信と米国株の両方を条件達成すれば最大+1倍なる。※楽天銀行とマネーブリッジ設定が前提となる。

 ややこしい場合は以下を行うだけでも良い

  • 楽天カードのクレジット決済で最大2%還元。
  • 楽天キャッシュにチャージすれば0.5%還元

6. ステップ⑤ 楽天トラベル

  • 月5,000円以上の予約でSPU+1倍。
  • クーポンや割引キャンペーン併用可能。
  • 旅行先でポイント利用可能な店舗多数。

7. ステップ⑥ 楽天ブックス&Kobo

  • 各3,000円以上の購入でSPU+0.5倍。
  • 紙と電子両方で+1倍も可。
  • 定価販売の本でもポイント還元で実質値引き。

8. ステップ⑦ 楽天モバイル

  • 月額1,078円〜の3段階制。
  • 家族割で1回線ごと月110円引き。
  • 契約でSPU+4倍→楽天市場利用額が多い人ほど得。

まとめ

楽天経済圏は、始めやすく続けやすい節約&資産形成の仕組みだ。
まずはカード発行と銀行・ひかり・モバイルのセット利用から始め、徐々にサービスを拡大するのが現実的。
重要なのは「無理なく継続」し、ポイントを使い切ること。

もっふはこの方法で年間数万ポイントを獲得し、生活費や旅行費用をほぼポイントで賄っている。今日からでも、楽天経済圏への一歩を踏み出してみてほしい。


おまけ:マラソンおすすめ商品一覧

無理に買うのではなく、日常で絶対に使うもの、リピートするものを決めておくとスムーズにマラソンが出来る。以下はもっふが良く購入しているもの。参考になればぜひ購入してみてほしい。

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食品・グルメ梅干し(紀州南高梅)、惣菜12袋セット(カネ吉)毎日の食卓に使えて満足度高し。冷凍・常温食品でストックにも便利
ギフト券類コメダ珈琲楽券、Apple Gift Card(1,000円分)贈り物にも自身使いにも。買い回りの店舗数稼ぎにも最適
ドリンク・日用品ミネラルウォーター(彩水)、炭酸水(ZAO SODA)重たい買い物はネット配送が便利。備蓄にも使えて買い回りに最適
おかず・冷凍食品牛めし具セット、黒豚餃子100個セット電子レンジで簡単調理。平日にも重宝するストック品
便利グッズプロテイン、マッサージガン、MAWAハンガーなど実用性あって長く使える。価格帯がちょうどよく買い回り向き
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